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2016年2月25日木曜日

[図解] アドネットワークの配信調整を比率でなくウォーターフォールでやったほうがいい理由

 
特に動画広告については圧倒的にウォーターフォール型のほうが良い。
理由を図解する。

前提として、動画広告は (誰でも簡単に出稿できるバナー広告と違い) 案件の種類が比較的少ない。
なので、同じユーザーに同じアドネットワークの広告を連続で見せていると、同じ広告を複数回見せてしまう (当然クリック率が下がる) 可能性が高くなる。

ここで、3 つのアドネットワーク (A, B, C) を使い、3 人のユーザー (1, 2, 3) に合計 10 インプレッションを表示するケースを考えてみる。

【比率】で配分した場合、どのユーザーにどのアドネットワークを何回見せたかは関係なく、単純に各アドネットワークが何回配信されたかのみが考慮される。

なので例えば、60%:30%:10% の割合で配信すると決めた場合 (ケース①)、
ユーザー1: AAAA
ユーザー2: AAC
ユーザー3: BBB
という風に、同じユーザーにに同じアドネットワークを何度も見せてしまっている可能性がある (コントロールできない) のだ。

さて、上記のケースだとおそらく収益性は
A > B > C
となっている (だからその順番で配信比率が高いのだろう)。
その場合、ウォーターフォール型 (順番を固定) にした上で、frequency cap を
A: 2/day
B: 1/day
C: 1/day
にするとどうなるか。

それぞれのユーザーが広告を見る回数が変わらなかった場合 (ケース②)、

ユーザー1: AABC
ユーザー2: AAB
ユーザー3: AAB
となる。
(各ユーザーその日 1 回目〜 2 回目の imp はアドネットワーク A、3 回目は B、4 回目は C という風に順番が固定される)

こうしておけば、各ユーザーが同じアドネットワークを連続で見る回数を自分で制御できる (何度も同じのばかり見せることで eCPM が下がることを防げる) し、各アドネットワークの frequency cap を変えることで表示比率もコントロールできる。

上記のケースの場合、たまたまだが、表示比率は最初と同じ 6:3:1 になったが、ケース①ではユーザー 1 と 2 には単一のアドネットワークしか見せていないのに対し、ケース②ではそれぞれのユーザーにバランスよく複数のアドネットワークを見せているので、全体としての収益性は②のほうが高くなるはずである。


バナーの場合、ほぼ fill rate が 100% に近かったので、複数のアドネットワークを配信してそれぞれの収益性をモニターするには、比率で配信する以外に方法が無かった。

動画やインタースティシャル広告の場合、同じ広告を何度も見せるのは収益性にネガティブなので、逆に自分から frequency cap をかけて fill rate を意図的に下げるのが合理的だ。

その場合において、比率で配信する必然性はもはや無く、上記のロジックの通りむしろウォーターフォールでやったほうが収益性にはプラスに働く。

新しい時代になったので、【バナー脳】からそろそろ脱却したほうが良いよ、というお話でした。

Q

動画リワードの収益性を1.5倍にした最適化の話


最近、実際にあったお客さんの話。

そのお客さんは、ある広告ネットワーク (以下「AdNetwork A」) と AppLovin の 2 つを使っていた。
コンティニュー型で、ユーザーによっては何十回も広告を見れちゃうような実装。
1 日数万インプレッション。

はじめは AdNetwork A、AppLovin のどちらにも frequency cap をかけず、まずはテストで【AdNetwork A → AppLovin】の順番で配信。

青が AdNetwork A、赤が AppLovin、緑が加重平均。
AdNetwork A をめっちゃ見まくって、広告在庫が切れたユーザーだけが AppLovin を見ることになるので (しかもそういうユーザーは AppLovin もめっちゃたくさん見たのだろう)、当然 eCPM は【AdNetwork A >>> AppLovin】になった。

次に【AppLovin → AdNetwork A】と順番を変え、AppLovin を first fill にして配信。
同じロジックで今度は AdNetwork A の収益性が下がり、AppLovin の収益性が上がった。
とはいえ frequency cap はかけていないので、質の低い imp も多く含んでおり、AppLovin の収益性もそんなに上がらず。
平均 eCPM は以前とトントンだった。

(その後、first fill を AdNetwork A に戻した)

で、さすがに frequency cap を全くかけない状態での eCPM を実力だと考えて欲しくないので、月半ばから AppLovin の frequency cap を 3回/日 にかけて first fill に設定。
こんなに!? っていうぐらい AppLovin の eCPM が一気に伸び、約 3 倍に。

first fill ではなくなった分、AdNetwork A の eCPM は落ちたが、全体平均の eCPM はそれまでの 1.5 倍になったので、結果としてはハッピー。

広告ネットワークによって特性は異なるが、AppLovin は質の低い imp をそぎ落として first fill にすることでこれだけ違いが出るんだよ、という実証実験が出来た。

今の広告配信のロジックで大丈夫か、不安な方はいつでもご相談を!

Q

2016年2月14日日曜日

AppLovinのマネタイズ側のちょっと便利な新機能

特に日本のデベロッパさんにとって便利な機能がいくつか出たので、紹介するよ。

まずは Monetize (収益化) タブ内 "Manage Apps" で、特定のアプリを選択していないとき。


①Search (アプリ検索)


たくさんあるアプリの中から、目的のアプリを検索して見つけられる機能だよ。

②Manage Defaults (デフォルト設定)


OS (Android, iOS, FireOS, tvOS) ごとに、管理画面に新しくアプリを登録したときのデフォルト (既定値) を設定できる機能だよ。

特に、静止画インタースティシャル / 動画インタースティシャル / ネイティブ / 動画リワード のそれぞれのフォーマットの ON/OFF ならびに Frequency Cap の値が設定できるので、たくさんのアプリを登録している / 今後する方にオススメ!

③Hide/Unhide Apps (アプリの非表示/表示)


その名の通り、要らないアプリを管理画面から非表示にしたり、以前非表示にしたアプリを再び表示したりできる機能だよ。

AppLovin では、広告リクエストがあったアプリの package name から自動的に管理画面に追加していく仕組み。
なので、例えばテストのときに com.tatsuojapan.test みたいな package name のアプリから広告リクエストを飛ばすと、それがずっと管理画面に残ってしまっていたのだ。

それを手動で 1 つずつ選んで非表示に出来るようになったというわ〜け。
これで管理画面がスッキリするね!

間違って収益出てるアプリを非表示にしちゃわないように注意な!


④Application Name (アプリ名の変更)


管理画面上でのアプリの表示名を変更できる機能だよ!

基本的にはアプリ名は自動で入っていたんだけど、日本のストアにしかリリースされていないアプリとかは、文字化けしてアプリ名が「?????」とかになってたりしたんだよね。

これを手動で修正できるようになったよ。
地味に助かる!って人いそうな気がする。


ってかんじで、直接収益に貢献する部分ではないけど、プロダクトもますます良くなっていくので乞うご期待!


P.S. Apple TV 向けアプリ開発コンテストもよろしくね!


Q

2016年2月9日火曜日

動画広告でAppStoreリジェクトのリスク!?

注意喚起のため、あえて釣りっぽいタイトルにしてみたw
ちゃんと読んでね。




これからアプリのプロモーション用動画を作る方は、決して「App Store と Google Play の両方のバッヂ (ロゴ)」を載せてはいけません。
(上の画像のような。TVCM とかでよく見る構図)

エンドカードや、インタースティシャル用の静止画も同様です。

App Store 以外のプラットフォームのロゴを広告に載せた時点で、Apple の規約違反となり、その広告をたまたま配信してしまった媒体が App Store からリジェクトされるリスクがあります。

このクリエイティブを入稿した広告主が ではなく、たまたまそのクリエイティブを配信してしまった媒体が です。


なんて理不尽なw




もしバッヂを載せる必要があるなら、「App Store のバッヂを載せたもの」と「Google Play のバッヂを載せたものを」を別々に作って、各 OS ごとに入稿してください。

Twitter とかヲチしてると、実際これでアップデートをリジェクトされた方の声とか時々目にします。悲しい

AppLovin にも、時々そういうクリエイティブが入稿されてくるので、ぼくやアカウントマネージャが全部クリエイティブには目を通して、問題があったら修正依頼をかけています。
なので今のところ、AppLovin の広告が原因でリジェクトされたっていうのは幸い一度も聞いたことがありません。

というわけで、普通に動画広告を載せてるだけではリジェクトされることは無いが、広告主・代理店・広告ネットワークが気をつけないと、媒体が危険に晒されているというお話でした。

Q

[AppLovin主催] Apple TV向けアプリ開発コンテスト!賞金もあるよ!

弊社 AppLovin が Apple TV (tvOS) 向けアプリの開発コンテスト & ハッカソンを開催!
賞金総額は $40,000 (約 500 万円) 以上!!

Apple TV APP Challenge by AppLovin

詳細ページ (https://www.applovin.com/appchallenge) が英語でよく分からない方もいると思うので、勝手に翻訳するよ!
(ぜひ子どもには中高時代に留学させようw)

TVの未来を祝福し、光の下に集えアプリ勇者たちよ!

今回のイベントは「コンテスト」と「ハッカソン」の 2 つだよ

アプリは TV の未来だ!

「この新しいプラットフォーム上で、才能とイノベーションを育てたい」のが、AppLovin が Apple TV App Challenge を開催する理由だよ。

こちらメニュー、こちらが本日のオススメです

コンテストのほうから説明するよ!


コンテストの詳細

tvOS App Contest

  • 2016/2/8(月) から 2016/3/31(木) まで開催!
  • 期間中に Apple TV のアプリ (カテゴリ不問) を申請してね!
  • 2016/4/17(日) に AppLovin の San Francisco オフィスで決勝戦!
  • 審査員は著名な開発者・VC・ジャーナリスト (インフルエンサー) だよ! (後述)

賞金

  • 1位 : $25,000 (約 300 万円)
  • 2位 : $5,000 (約 60 万円)
  • 3位 : $1,000 (約 12 万円)

ルール

  • 2016/3/31(木) までに、過去に配信していない独自のアプリを応募するべし
  • カテゴリは何でも OK
  • ジャーク (邪悪ではなく jerk) になるな : 他人を攻撃したり、人種・性差別になったり、その他我々が不適切だとみなしたアプリは失格
  • 公平な審査のもとファイナリストを選出
  • 決勝戦の審査員は後述する方々 

応募はこちらから!

Click here to Enter the Contest


次にハッカソンの説明をするよ!


One-Day tvOS Hackathon

  • 2016/4/16(土)-17(日) の 24 時間で開催 @ AppLovin San Francisco オフィス
  • 2 名のファイナリストに賞金 $5,000 (約 60 万円)
  • ファイナリストは 2016/4/17(日) にある App Challenge Showcase で、ジャーナリスト・VC などのインフルエンサーにデモを披露するチャンスがあるよ!

ルール

  • 24 時間以内にゼロから新しいアプリを作るべし
  • ジャーク (邪悪ではなく jerk) になるな : 他人を攻撃したり、人種・性差別になったり、その他我々が不適切だとみなしたアプリは失格
  • 公平な審査のもとファイナリストを選出 


応募はこちらから!

Click here to Enter the Contest


なぜ僕がいない...

審査員はこの 5 名! (今後さらに増える予定)

  • Basil Shikin
    • VP, Engineering | AppLovin
  • Nikita Lutsenko
    • Mobile Software Engineer | Facebook 
  • Sytse 'Sid' Sijbrandij
  • Zaw Thet
  • Lauren Hockenson

スポンサー & パートナー

Apple TV App Challenge に役立つリソースはこちら

  • XCode
    • Apple
    • これが無いと開発できないよ!持ってたら教えて!
  • Digits
    • Twitter
    • アプリの認証ツール
    • Apple TV を使ってるユーザーがアプリにログインするとき、電話番号や認証コードを TV に打ち込むのではなく、TV 画面に出た認証コードを Digits の web サイトで入力すればログイン出来るようになる...っていう仕組みらしいよ
  • Crashlytics
    • Twitter
    • アプリの解析ツール
  • Facebook SDK for tvOS
    • Facebook
    • Facebook のログイン、シェア、解析が出来るツール
  • tvOS Documentation
    • Apple
    • 公式ドキュメント
  • AppLovin SDK
    • AppLovin
    • 広告で tvOS アプリを収益化 (アカウントはすぐ作れるよ)
  • App Annie for tvOS
    • App Annie
    • tvOS アプリのランキング


さぁ今すぐエントリーしよう!


賞金 $25,000、$5,000、$1,000 の tvOS App Contest (コンテスト) はこちらから



Q

2016年2月8日月曜日

どうやって英語を使えるようになったの?

著作権には気を使うほうです

どうやって英語を使えるようになったの? と聞かれることが多いので、いつも返す答えを書いておく。

まずはスペック

  • TOEIC 900 点台後半 (満点とったことある)
  • キャリア
    • 日系大手ベンチャー (途中から公用語が英語になった)
    • 外資企業価値世界最大系企業 (2016 年 2 月の記事執筆時点)
    • 外資系スタートアップ (100 人弱ぐらい)
  • ビジネス英語 (自分の専門分野に限る) では会話も読み書きも困らない 
    • 今の職場 (AppLovin) では、社内コミュニケーションは 8 割英語
  • 専門外の分野や、ネイティヴ同士の会話について行くのはちと辛い
  • 長い文章を読むのは苦手だし嫌い (日本語でもそうだけど)

中高時代


まずベースにあるのは中高時代。
文法をしっかり体系立てて日本語で学んだのはけっこう大きいと思ってる。
(ちなみに本とかもいっぱい出されているキムタツこと木村 達哉先生が中 1 から高 3 まで英語の担任でした。)

部署に外国人が配属されてきた最初の挨拶で
「私はジョンでした。よろしくお願いしました。」
って言ったら、正直
"Oh..."
ってなるやん。

仕事上でのミスを指摘するメールに対して、ジョンから
「申し訳ありませんでしょう。補填することを考えました。」
って返事があったら、
「今は!?」
ってぶったまげるやん。

例えが良いかどうかは分からないけど、ぼくは文法をバカにしちゃいけないと思ってる派。
コミュニケーションを円滑に進めるためにも、自分をイケてる人に見せるためにも。

あと文法しっかり理解しておくと、文章や相手の発言の意味をより正確に理解できるので、結果的にコミュニケーションが円滑化して学習のスピードも上がる気がする。


それから、高校のときに 1 年間アメリカ (San Diego) に留学したのは大きかった。

現地の高校には日本人がほとんどいなかった (1 人いたけど、あまり仲良くならなかった) し、実家にも 1 度も電話かけなかったので、ほぼ英語しか使わず 1 年過ごした。
これが会話力のベースになっている。

向こうの高校では最高学年に入って、その頃にはみんなもう大学への application はほぼ終わっていた。
要するに、同級生にはそんなに勉強して良い成績をとるモチベーションが無かった。
なので、ぼくも (ほんとは帰国後に大学受験が待っていたのだが) めっちゃ遊んだ。
La Jolla のビーチで BBQ したり、部活 (サッカーとテニス) したり、パーティしたり (葉っぱを一度も吸わなかったのは自慢 - 副流煙は除く)。

同じ留学にしても、大学で留学してたらそれなりに勉強しないといけなかったと思うので、読み書きはそんなに鍛えられなかった分、会話は 1 年しかいなかった割には伸ばせたんだろう。
(今の同僚とかにも、海外生活したことあるのは 1 年だけって言うと、わりとビックリされる)


あと発音が良いともよく言われるけど、たぶん洋楽が好きで中 1 の頃から発音を (極力) 完璧に真似して歌っていたからだと思う。
家族は五月蝿かっただろうなぁ。。

音読を飽きずに何度も繰り返すとかぼくのメンタルでは無理なので、ひたすら聴いて発音して...を繰り返すのは音楽じゃないと出来なかったと思う。



んで、留学から帰国してから Google に入るまでの 8 年間は、英語を日常的に使うこともなく、勉強することもなくだったので、ひたすら英語力錆びついていったとさ。

(ぼくがいた 2008-2011 年当時の楽天は、ゆーてまだ英語化の初期フェーズだったので、役員会向け資料を英語で作るとか以外はそんなに使うことなかった)

(大学受験と、大学の語学の授業は正直楽勝だった。ラッキーだった)

Google でぶつかった壁


ぼくが Google Japan で所属していたのは比較的小さなチーム (ぼくが所属していた頃 AdMob を専門に担当してたのは日本だと数人) だった。
なのでプロダクトに関する情報交換は APAC (Asia Pacific) & 本社 (US) の AdMob 担当者同士のテレビ会議がメインだった。

最初その会議に出たとき、チームメイト (特に中国人・インド人) の言ってることが全然わからなくて落ち込んだ。
言ってることがわからない上に、奴らすげー勢いでまくしたててくる。

で落ち込んでアメリカ人の同僚に相談したところ、彼は笑いながら
Haha, ミーもあいつらが言ってること 60% ぐらいしか分かんねーZE
 と抜かすのだ。
マジかYO!

そのことがあってからは、英語会議におけるプライオリティをちょっと変えて、正しい英語を話す・ミスをしないことから、まず「自分が通したい要求を通す」ことを優先するようにした。

話しながら、あー今の時制がおかしいわw とか考えてはいるが、まぁ相手もそんな細かいこと気にしないし、ぼくにそこまで期待してないw

ぼくの言ってることがあまりに支離滅裂だったら、彼らも「ウェイト、お前なに言ってんだYO」って聞き返してくるし。

というわけで今後


今後っていっても何をするわけでもないけど、とりあえず自分は英語力を錆びつかせないために、コンスタントに英語を使う環境に自身を置いておこうと思う。

あとは子どもが中学生〜高校生ぐらいの間に、できれば 2 年以上、英語圏で生活させてあげたい。
自分は 1 年でそこそこレベルになったけど、あと 1 年いたら、わりとネイティブに近いレベルになったんじゃないかと思うんだ...

というわけで、これ書いてる途中に某氏が英語学習法を note で売り始めたりしたのだけど (買ってないから中身は知らない)、この blog の読者層 (ほぼ社会人?) には再現性が少ない (学生に戻って留学することが出来ない) と思うので、このまま無料でローンチするわ。

オープンソース的なね。
言ってみたかっただけです。

Q