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2019/04/07

Smartly.io日本立ち上げ2ヶ月でやったこと・やってないこと

自分自身の備忘のために書いてみます。

 

営業


日本でも数社が新たに Smartly を使い始めてくれました!
ぼくが入社する前からコンタクトがあった先ではあるものの、良いパスが来たときにきっちりゴールを決めるのもフォワードの仕事w

いくつか近々使い始めてくれるお客様が出始めています。
4 月の半ばからは日本を代表する大きな案件のテストも始まります。
きちっと成功させるぞー。

試しに使ってみてくれたけど、あまり成果が出なくて使うのを止めてしまった代理店が 1 社ありました。
ただ、Facebook 広告の運用金額もあまり大きくなく、運用している案件もそれほど複雑でもないということで、Smartly を使う意味は余りなかったよねコレ...とお互いに確認して友好的にお別れしました。

逆に、代理店でもインハウス運用している広告主でも、ある程度 (月間 500~1,000 万円以上) を Facebook で運用している方なら、潜在的には何か問題・課題を抱えていることが多いということも分かってきました。
  • 新しいクリエイティブを十分な量作れていない / 凄くリソースをかけていたり
  • キャンペーン作成や予算・bid 調整が人力でけっこう時間をかけてしまっていたり
  • データの抽出とレポートの作成に毎日けっこうな時間をかけていたり

そういうのをヒアリングして、解決策や、更にビジネスを伸ばすソリューションを示してあげると、かなり高い確率で興味は持ってもらえるということが分かりました。
いわゆるプロダクトマーケットフィットが見つかったかな、という感覚ですね。

次はきちんと活用してもらってお客様に成功してもらうのと、それをフックに (コンテンツ化・事例化したりして) 更にお客様を増やす、っていうプロセスに進むのかな。
それっていわゆるカスタマーサクセスっていう分野なのかな。

というわけで次の採用編に進みます。

採用


再三ポストしている通り、Customer Success のポジションを日本で大募集中です!


なるべく多くの方に知ってもらうため、いくつかアクションをとりました。

どれが効いたのかってのは特定出来ないのですが (というか「よく見る」ってのが一番効いてるんじゃないかと思ってる)、元々の友達もそうでない人も含めて、何名か興味持ってくれたり、実際にアプライしてくれています。

何名かは採用プロセスも進んでいます。
なのになんで今でも募集しているのかっていうと 2 つ理由があって、
  • 採用基準が厳しい ("最高" って人だけ採用したい)
  • 最高な人は他の会社からも魅力的なオファーをもらう可能性が高い (ぼくらのオファーを受けてもらえないかもしれない)
なのでパイプラインを厚くしておかないといけないのです。

あとは、タイミング合わずに「まだ今じゃない」ってなったとしても、会社に魅力を感じてもらっていれば、今後その人のタイミングが来たときにまたアプライしてもらえるかもしれないですしおすし。

実際そういう人も何人かいます。
すごい興味あるけど、動くとしても夏以降。それでも話一度聞いてみたい、みたいな。
超 welcome です。

そういう人をチームに迎え入れるためにも、しっかりビジネスを伸ばして、ヘッドカウント (採用枠) を増やしていかないとな。
素敵な人と一緒に働きたい、って自分にとっても会社にとっても大事なモチベーションだから。

研修


ちょっと話題変わりますが、最初の 1 ヶ月は新入社員扱いということで、たくさん研修がありました。

  • 1 週目 シンガポール (APAC HQ) で、社内のワークフローやツールについて学んだり、同僚のことを知ったり
  • 3 週目 ヘルシンキ (global HQ) で、プロダクトや Facebook 広告の基礎について学んだり、経営陣やエンジニア・PM たちと会ったり
  • 4 週目 シンガポールで、APAC 全体の営業チームの研修

次はまた 5 月にリーダーシップ研修があったり、6 月にも APAC 全体の ALL HANDS があったり。
業務内容だけでなく、role (営業とか) や position (マネージャとか) に応じたトレーニングの機会もちょくちょくあって、いい感じです。

またそれ以外にも、任意でテレカンで参加できる 1 時間ぐらいのセッションが時々あったり、逆に希望すれば / 希望があれば自分が講師としてセッションを開催することもあります。

マーケティング


今のところ目に見えるアクションとしては、この blog や SNS に投稿を繰り返して、Smartly.io の名前を覚えてもらう、ってことぐらいですかね。

今後に対する仕込みとしては、
  • あるメディアに取材を受けたので、今月中には記事になると思います
  • 4/16 Next Marketing Summit にモデレータとして登壇します
ってのをこれまでやってきました。

なぜか中国セッション!

今後やるべきこととしては、
  • 日本のクライアントの事例化
  • 海外事例で日本でも役立ちそうなものを翻訳
  • 翻訳したものをどうやって日本のユーザーに届けるのか? チャネルの検討
  • AdTech Tokyo, Tokyo Game Show といったイベント出展・アフターパーティ等に対する予算取り
このへんが short term で必要な施策・検討事項。

AdTech Tokyo は「出展者向けの勉強会」なるものに参加させてもらい、やるぞーって気持ちになりました。
ですが、いかんせん去年 (日本人が誰もいない状態でw) 出展して、そこまで目に見えた成果が出なかったことと、すでに 2019 年の予算が割と決まってしまっているということから、予算どり苦戦中...

営業で色々回ってると、時々「あ、去年アドテック東京でブースで靴下配ってた会社ですよね?(半笑い)」って言われるので、目に見える形でコンバージョン出来ていなかった (する人がいなかった) だけで、出した意味は絶対あったと思うんだけどなぁ。

しばらくは、僕 1 人で対応するには十分すぎる (なんなら十分丁寧に対応しきれていない) ぐらいのお客様候補はいるから、「出展か、さもなくば死か」ってほど urgent ではない。
けど、折角だからお披露目の機会欲しいよなぁ...

こういうのやっていいのか分からないけど、同じように人数少ない外資アドテク企業さんで、うちとブース共同で出してもいいよってところがもしあったら連絡してください。笑 

総務


日本に他にメンバーがいないため、ローカルでやらないといけない諸々の雑務は全て自分でやることになります。
どんなことやったかなぁ...

名刺作りました。

わりとええ紙 (分厚い) に、マットになる加工をしていて、サイズもなんかヨーロッパサイズで特殊だったので、ラクスルなどオンラインで完結するところでは注文できず。

前職 AppLovin のマーケチームに、どこで作ってるか聞いて (恵比寿にある 東京リスマチック というところ)、一度相談に行って、データ入稿して、受け取りに行きました。
4 日ぐらいで出来たかな。
200 枚で 20,000 円ぐらい。

オフィス探しました。

最初は WeWork がカッコいいし良いかなと、何も考えなしに思ってました。

日本の WeWork は国外に比べてコストがちょっぴり高いらしい (諸々のメリットがあることは承知の上) という噂を聞き、ならばと思って人づてに聞いた「国内のコワーキングスペース、ここがええよ」ってところを調べて、情報を Spreadsheet にまとめました。

Co-working space in Tokyo (Google Spreadsheet)

ただ、数週間営業してて気づいたのが、平日日中はほとんどお客さんのところに行っているので、どこか拠点を決めても恐らくほとんど行かないことになりそう!
(理想は、月曜と金曜は拠点で内勤 & 社内ミーティング、火〜木が外回り。でも現実には月・金もけっこう外にいる)

ということでちょっと方針を変えて、より内勤が多くなるであろうカスタマーサクセスのメンバーを雇うまでは、あえてオフィスを持たない (拠点の場所を固定しない) ことにしました!
そのメンバーも出勤しやすい場所にしたほうが良いからね。

(なので「オフィスを借りる」が、割と最初の方に皆さんやられると思うのですが、僕は「やってないこと」です)

そのかわりに、ぼくの友達に協力してもらって、俺のコワーキングスペース (Google Form)」という取り組み?を始めました。
デスクと電源と wifi を坂本に貸してもいいよ〜 という友達 (経営者であることが多い) に、住所・最寄駅・設備 (電源、wifi の有無など) を記入してもらって、リスト化するというもの。

見返りとしては、僕がデジタルマーケティング関連の相談に乗ったり、必要とあらば SNS になんか投稿するよ〜 みたいな形で協力するという、フワッとしたかんじです。笑

現在、国内外に 20 以上の拠点が集まっていて、けっこうどこに行くにも困らないぐらいにはなってきました!

ただ惜しむらくは、毎日ほぼ休みなしにアポを入れているせいで、あんまり友達訪問すら出来ていない...笑


そんなかんじです!
めっちゃやること多岐にわたってて、でもしっかり前進してる感じあって、超楽しいです。
誰かマジで一緒にやろうぜ...!

もっとこのへん聞きたい!ってことがある方は、僕の質問箱から投げていただければ Twitter (@tatsuosakamoto) で回答します!

Q

2019/03/09

入社1ヶ月!Smartly.ioに入って驚いた3つのこと

Smartly.io に入って今日でちょうど1ヶ月。
社内研修のため、入社してから2度目のシンガポールに来ています。

外気温は30度超え、Tシャツ&短パンだぜ

研修やら営業やら (あと途中で挟んだ ICC やら) でバタバタしていましたが、記憶がまだ新鮮なうちに、この 1 ヶ月で発見した Smartly.io の (僕にとっての) 驚きポイントについて振り返ってみようと思います!

1. フィードバック大事にしすぎ


お客様の声を聞いて、プロダクトやサービスの改善に活かす。
素晴らしいですね。
なかなか簡単ではないので、これが出来ているだけでも十分良い会社と言えると思います。

Smartly.io が凄いなと思ったのは、お客様からのものはもちろん、社内からのフィードバックについても徹底的に集めて、改善に活かそうとしているところ。

例えば、
  • 入社 2 日目、この会社で一番「外部の目」を持ってるよねってことで、何でも良いから改善できるところがあったら教えて、と言われる
  • 全ての研修メニューの後に、講師に対してフィードバックをすることを求められる
  • 本社研修の最終日、1.5 時間がっつり時間をとって、新入社員 10 人でプロダクトに対する改善点をブレスト、プロダクトデザイナーがファシリテータを務める
とか (上記はごく一部)。

同期入社。アメリカ、オランダ、シンガポール、フランス、フィンランド、日本。

これ、言うほど簡単じゃないんですよ。

というのも、良いなと思って見習って、僕も色んな人に積極的にフィードバックを求めるようにしてみたんですね。

そしたら、良いことも多少は言われるんですが、自分の出来ていないところについても当然指摘されるわけで。
(改善するという目的からすると、むしろ批判的な意見のほうが重要)

なので、変なプライドを持たず、自分に対する批判を受け入れる姿勢だったり、「相手のために言ってるんだよ」っていうお互いの信頼感だったり、そういったものがないと成立させるのが難しい慣習なのです。

フィードバック文化が成立する条件、については今後もうちょい深掘りしたいな。

2. サポート担当いなさすぎ


Smartly.io には、専任のユーザーサポート担当や部署がありません。
外注しているとかでもありません。

にもかかわらず、平日は 24 時間いつでも平均 7 分以内に必ず回答するチャットサポート、というものを実現しています。

どうやっているのか?
答えは簡単、社員全員でシフト組んでサポートを行っているのです。

アジア→ヨーロッパ→アメリカ、とバトンを受け渡すことでダウンタイムもなし。

全社MTGが開かれるカフェテリア

Smartly.io のプロダクトは日々進化し続けている (1 日に 10 個の新しい機能がリリースされているらしい) ので、油断するとすぐプロダクト知識が遅れてしまいます。
定期的に (最低でも月に数回) サポートのシフトに入ることで、プロダクト知識をリフレッシュすることが出来る良い機会になっていると思います。

サポート専任の担当がいないと書きましたが、実は Support Operations という名前の部署はあります。

このチームが主にやっているのは、上記の「全社員によるサポート」体制を整備することに加えて、チャットサポートを通じて集められたお客様からの声をまとめてプロダクトチームに届ける、という仕事です。

お客様とのチャットサポートで問題が解決したら、そのスレッドを担当していた人は、その問題が何によって起きていたのかを「タグ付け」するというルールになっています。

Support Operations の人はその内容をカテゴライズして (バグなのか、UIUXが分かりにくいのか、など)、担当するプロダクトチームにフィードバックします。

そうやって、お客様の声をほぼリアルタイムで集めてプロダクトにフィードバックする仕組みが出来ているからこそ、素早い開発・改善が可能になっているんですね。

(1つ目のポイントとも関係してきますね。フィードバック大事)

3. 日本期待されすぎ


日本に限らず、グローバル企業のローカルオフィスあるあるだと思うのですが、「本社の注目を集める」ことって何気にけっこう難しくて、大事な仕事だったりするんですよね。

そうしないと、必要なときに必要なリソースを得るのが難しくなったり、ローカルのニーズに合わせたプロダクト開発をしてもらえなかったりするので。

Smartly.io はぼくが日本人 1 人目で、ビジネス的にもまだ日本の存在感はほぼゼロに近い状態。

にも関わらず、研修で訪れた本社では、社長はじめ経営トップがわざわざ話しかけに来てくれて。

いわく、日本はポテンシャルがめっちゃ大きい割に今までノータッチだった、ようやく良い人が採用できたからこれから超期待している、しばらくして日本の市場のことがもっと分かったら時間とって教えて欲しい、と。

ちょっぴりプレッシャーに感じたwけれど、でも期待されないよりはメチャ期待されたほうが良いよね。
気合い入りました!

ときどき海外から応援に来てくれます(新橋に)

幸い、今月に入ってからお話させてもらってるところは概ね反応良好 (フォローアップが間に合わないぐらい…)。
新規にお問い合わせや紹介も連日のようにいただいていて、恐らく来月からゴールデンウィーク前には結構ビジネス立ち上がるんじゃないかな!
…という感触。

=====

そうなってくると遅かれ早かれぼく 1 人では手が回らなくなってくる…

ということで、ホントしつこいようですがw Smartly.io の日本チームでは積極的に人材募集中です!


いわゆるカスタマーサクセス職なのですが、通常業務に加えて「日本市場・チームの立ち上げ」っていうエキサイティングなオポチュニティ()が漏れなくついてきます。

また、今時点では何も確約できないですが、ゆくゆく Smartly.io の日本事業が大きくなって人も増えたあかつきには、カスタマーサクセスチームのリードをとってもらうことにもなるんじゃないかとも思います。

その時になってみないと分からないけど!そうなればいいなっていう希望!


できれば Facebook 広告、またはそれ以外の運用型広告、少なくともテクニカルなプロダクトに対して、できれば運用経験、少なくとも強い興味がある方!

事業やチームの立ち上げをしてみたい、学習・成長意欲が高くて自律している方!

英語でのコミュニケーションが苦にならない方!(あ、今なんか凄い減った気がする)

いきなり応募でなくてまずはカジュアルに話を聞いてみたいってだけでも歓迎なので、下記LinkedIn・Twitter・Facebookから気軽にメッセージを送ってください!

LinkedIn https://www.linkedin.com/in/tatsuosakamoto/
Twitter https://twitter.com/tatsuosakamoto
Facebook https://www.facebook.com/tatsuojapan

採用文脈ではなく、Smartly.io を使ってみたい・話を聞いてみたいっていう Facebook 広告主や代理店の皆様も、お気軽に上記よりお問い合わせください!

なるべく迅速にお返事します…!(必死)

Q

2013/05/11

世界は確かに狭かった


5月2日(木)からシンガポールにきている。
5日(日)までは家族も一緒に旅行で、そのあと昨日10日(金)までの1週間はこっちで仕事(出張)だった。

2日に1回以上の頻度で、こっちで働いている日本人と会っている。
大学のゼミの先輩、大学同期&前職後輩の夫婦、それから今日も大学同期とランチをした。

あと驚いたことに、東京の地下鉄の駅でばったり会うようなノリで、前職の先輩(こっちに新しくできた支社に勤めているらしい)と、もう何年も会ってなかった中高の同期と出くわした。

もちろん世界中どこでも同じことが起こるわけじゃなくて、シンガポールというアジアのヘッドクオーターが置かれやすい場所だから、というのは理由としてあると思う。
だけどやっぱり、自分の周りだけを見ても、世代を問わずどんどんグローバルな舞台に出てきている。
そしてそういう人たちってどこかしらで繋がっていくんだろうなと思った。

さて、今夜からは1週間インドだ。

Q