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2017年3月31日金曜日

競合ブロックって、本当にかけるべきなの?

広告ネットワークでマネタイズしている、媒体サイドの話。

出典: いらすとや

自社の競合であるサービスをフィルタリング (自社サイトやアプリの中に、広告が表示されないようにブロックすること) してる会社ってけっこう多い (特に大手媒体) と思うのだけど、あれって本当に合理的なのかなと疑問に思っています。

心情的には分かるのよ、ユーザ流出しちゃうんじゃないかって。
もしくは、ディフェンシブな部署がより保守的なポリシィを作ってしまうこともあるって。

でもね。
たぶんなんですが、自社サービスから競合の広告を弾いたとしても、自社サービスのユーザーって絶対ほかの媒体で競合の広告に接するし、なんなら広告に接しなくても普通に検索とかで (文字通り) オーガニックに競合サービスに行き着いてしまうのよ。

なので、本当の意味での "流出防止" は、自社サービスをすげー良いものにして、他のサービスを試そうとさえ思わないぐらいのファンにするか、仮に他のサービスを使ったとしても後に自分のところに戻ってくるようにするか、以外にない。
ってぼくは思ってます。

(あとは何らかの方法で縛り付けるか。)

合コン行くな、他の男とも会うな、っていくら言ってもストレスになるだけで意味ないのと同じですわ。

しかも広告の場合、類似サービスの広告って収益性が高いので、それをみすみす逃してる明確な機会損失が発生してるわけだからね。

ってなことを最近考えてるんですが、皆さんどう思いますか?

Q

2017年2月27日月曜日

年1回"社員旅行"があるのが当たり前!?韓国スタートアップの日本展開 [後編]

前半の記事はこちら→ アプリのDAUを倍増させながら収益も稼げる神プロダクトBuzzScreen [前編]

坂本:Buzzvil Japan でも採用中ということで、後半ではキャリアに関する話をできればと思っています。吉澤さんは Buzzvil Japan のカントリーマネージャとして、2 年前にジョインされたんでしたっけ?

吉澤さん見栄を切るの巻

吉澤:そうですね。その時は色々サプライズでした。


日本 1 人目で Buzzvil に入った当時のサプライズ


坂本:例えばどんな?

吉澤:なぜか最終面接が新宿の居酒屋で、CEO とビールを飲みながら。

坂本:えっw ビール飲みながらちゃんと面接するんですか?

吉澤:最終の前までにちゃんとした面接っぽい話は全部終わっていて。いい奴かな、酒飲めるのかな、とか見られたんじゃないですかねw

坂本:韓国っぽいですねw やっぱり同僚の方は皆さんけっこう飲まれますか?

吉澤:飲みますね。向こうのセールスの女性とかめっちゃ強いです。勝てないですね。

坂本:それで親交深めるところもありますもんね。

吉澤:あと、初出勤は韓国本社でした。メールで Expedia の航空チケットと Airbnb のリンクが送られてきて、「じゃ、韓国で!」という感じで、極寒のソウルに初出勤。マイナス 12 度でした。

坂本:ワイルドw

吉澤:というかそもそも日本にオフィスなかったですしね。なので帰ってきてから最初の仕事はオフィスを探すことでした。

坂本:AppLovin のオフィスからもすぐ近くの、渋谷のオシャレなシェアオフィスですね。1 階のコーヒー屋さん美味しいですよね。


吉澤:それから会計事務所探して…とか、ホントにスタートアップです。なので何でもやります。幸いにも日本のメンバーはこういうスタートアップの状況も楽しみながら仕事してます。

坂本:そういうのに文句言うタイプは日本の立ち上げとか難しいですよね。色々揃ってないのが当たり前で、その上でどうにか立ち上げて伸ばさないといけないし。

吉澤:それを楽しめる人にとってはスゴい楽しいですね。


生き残るための海外展開、しかしフットワークは軽い


坂本:Airbnb で思い出したんですが、2 年前ぐらい、Jihong (Lee = 韓国 AdMob にいた、坂本の元同僚。その後 Buzzvil → Supercell) がまた御社にいた頃、US 向けプロダクトを作るぞって、サンフランシスコに Airbnb 借りてエンジニア何名かと行って開発合宿とかしてましたよね。

吉澤:やってましたね。うちの会社は海外行く時は基本 Airbnb なんですよ。

坂本:そのノリがスタートアップっぽいですよね。でもそれをアメリカでやっちゃうのが、日本のスタートアップとは違うかんじがします。

吉澤:そうですね、そのときは実際アメリカでプロダクトを出すべきかどうかを市場調査するってのも兼ねてたと思います。現地を見ながら作ってみて、上手くいったらそのまま残る、ダメだったら韓国に戻ればいいじゃん、みたいな。

坂本:金銭的にはそこまでのリスクではないわけですし、それぐらいのノリでチャレンジするってのは良いですね。

吉澤:物凄いリスクがあるところにあえていくことはないんですけど、「もしかしたらやってみたら上手くいく可能性があるかもしれない」みたいなところだったら、「とりあえずチャレンジしなよ」みたいな文化ですね。

坂本:海外展開のスピードとかやり方にもそれを感じます。吉澤さんが日本 1 人目でジョインした 2 年前って、全社で何人ぐらいいました?

吉澤:どれぐらいでしょう。30 人前後ですかね。今でもまだ本社は 50 人ぐらいなので。

坂本:それぐらいの規模の日本の会社が、例えばアメリカとか中国に人を雇うかっていうと、そこはまだ日本で実績積むでしょ、ってところが多いんじゃないかなと。

吉澤:そうかもしれないですね。ただそこは韓国特有の事情として、やっぱり人口が少ないので、国内市場だけだと食っていけないよねってのが、やっぱり社会全体の意識としてあって。


坂本:あー。外貨稼がなきゃ、みたいな。

吉澤:そうしないと頭打ちだよねってのが多分、共通認識としてあると思うんですよ。その点では日本とか、とりあえず 1 億以上人口いるし、日本で成功してればある程度は安泰じゃないですか。もちろん未来永劫ずっとではないとはいえ、目先は。

坂本:広告も課金も単価高いですしね。

吉澤:人口って点では中国も多いじゃないですか。なので外に出て行く必要性は、韓国の会社が一番感じてるんじゃないかと思います。

半分以上がプロダクトサイドのチーム構成


坂本:今の本社の 50 人ってのはどういうチーム構成なんですか?

吉澤:開発がだいたい半分ぐらいで、アプリと広告をデザインするチームが 10 人弱ぐらい。残りがビジネス・セールス・オペレーションなどです。

坂本:広告のデザインっていうと、ネイティブ広告の見た目を決める、とかですか?

吉澤:実は韓国と US では、ネットワーク広告だけじゃなく直販もやってるんですよ。ブランド系の広告主を中心に。

坂本:いいなぁ。ブランド系がこういうデジタル系のアドネットワークみたいなところにもっと出稿してくれると、日本でも広告単価上がるのになぁって思うんですけどね。

吉澤:そうなんですよ。なかなか日本はそこまでいってないんで。韓国は結構ブランド系が出稿してますね。全画面ジャックできるっていうのと、男女や時間帯などで細かく出し分けできるってのが受け入れられてて。

坂本:配信面どこですかって話にもならないですしね。どのアプリ内の枠とかではなく、アプリのロック画面全部に出ます、っていうシンプルな話で。

吉澤:あと日本というか韓国自体が、ロックスクリーンの市場が成熟してるんですよね、日本に比べて。

坂本:昔からあって、普通にみんな使ってるよね、みたいな感じになりつつあると。

吉澤:競合もいくつか出てきてるので、そういう人たちがいくつかいることで、市場も盛り上がる。

坂本:なるほどね〜。日本とかだと、Buzzvil と、楽天ポイントスクリーンぐらいって状況なんで、広告メニューの候補としてぱっと思いつかない感じですもんね。

吉澤:そう、その盛り上がってる感が欲しいですよね。

坂本:競合がいたほうがいいって考え方は面白いですね。


多国籍で若くてスマートな Buzzvil チーム


吉澤:チームに関していうと、韓国のスタートアップにしては意外と多国籍で、台湾・アメリカ・フランス・エチオピアなど国籍は様々です。開発は全部本社で行ってます。他には台湾、アメリカにオフィスがあります。

坂本:そのへんの海外展開を担当してる Ohsu (注:彼が韓国 Google でインターンしていた頃から、坂本の友達でもある) とかまだ 20 代じゃないですか。チーム全体として若いんですか?

吉澤:若いですね。正社員で一番若いのは多分 20 歳です。アメリカ人なんですけど。

坂本:それはすごいw ノリとしては、勢いでゴリゴリいくタイプか、スマートなタイプかでいうと?

吉澤:どっちかっていうと頭いい人たちが多いかな、っていう気はします。韓国企業でよくある、トップダウンで上の指示は絶対、みたいなそこまで怖い文化でもないです。

坂本:エンジニアメインの会社ですもんね。まぁでも Ohsu とか前いた Jihong とかも元 Google ですし、絶対君主制でトップダウンな文化とかだったら、そういう合理的なタイプの人は受け付けないでしょうしね。

吉澤:そうですね、坂本さんも以前会ったことありますが、CEO もあんな感じなので。

Founder/CEO Johnさん

坂本:社長さんって元々どういうバックグラウンドなんでしたっけ?

吉澤:Buzzvil を立ち上げる前に、Ticket Monster っていう、韓国版 GROUPON みたいなサービスを立ち上げてバイアウトしてる、いわゆるシリアルアントレプレナーです。

坂本:すごい。

吉澤:でも本当に普通の人なんで。ほわっほわっとしてるっていうか。

坂本:会社の雰囲気もそういう感じですか?変にガツガツしてたり、社長に不自然におもねったりしないような。

吉澤:そうですね。Buzzvil では本社だと月に 1 回席替えがあるんですよ。CEO も含めて全員がごちゃっと。

坂本:えww チームごととかではなく、完全ランダムですか?

吉澤:完全ランダムです、くじ引きして。

坂本:誰の隣になるかなー、ドキドキ、みたいな。マジですか。小学校じゃないですか。

吉澤:小学校です。CEO の隣にデザイナー、とか。

坂本:やべぇ社長きちゃったよ、みたいなww

吉澤:っていうのやってるぐらいなんで、あんまり壁つくったりするとか、垣根があってみたいなのはないですね。でも意思決定はほんとに速いですよ。

坂本:そこはある意味、意思決定の権限を集中させることで速くできる、っていうオーナー企業の良さでもありますよね。例えばそこで、意思決定に対して「いやいやそれは」みたいなことは無いんですか?

吉澤:ぶつかることもあるんですけど、普通に議論できるんで、問題ないですね。あと韓国っぽいところでいうと、年に 1 回チームビルディングの旅行があります。


年に1回社員旅行があるのが当たり前!?



坂本:それって韓国っぽいんですか?

吉澤:韓国だとそれが普通なんですよ、スタートアップだけじゃなく大企業でも。各企業でチームビルディングやるっていうのが文化として根付いていて、みんなでどこかに旅行行くとか、何かアクティビティするとか。日本だといわゆる “社員旅行” とか “合宿” みたいなちょっと硬い感じになるところだと思うんですが。

坂本:みんなで遊びに行って仲良くなろうぜみたいな。ちょっとゆるい。

吉澤:そうです。なので年に大抵 1 回は韓国に呼ばれるんですよ。全ての国から韓国に集まって、一応近況報告とか共有とかってやるんですけど、最後に 2~3 日、みんなでドカッとどこか行って、遊んだりとか酒飲んだりとかして帰ってくる。

坂本:楽しそうw 最近はどこ行かれたんですか?

吉澤:去年の 6 月、フィリピン行きました、みんなで。


坂本:みんなでフィリピン。社費ですよね。けっこうお金かかりますよね。日本でやると VC とかから怒られそうw

吉澤:楽しかったし、仲良くなります。やっぱり普段話せない人が多いんでね、こっちにいると。

坂本:場所も役割も違う人だと、普段会話ないですよね。いいなぁ。毎年どこ行くか楽しみですね。

吉澤:そうですね。その前までは韓国国内だったんですよ。冬だったらみんなでスキーしに行ったり、夏だったらどこか海行くとか、山でバーベキューするみたいな。でも現地の人間が「国内もう嫌だ」と。

坂本:パパ海外連れていけとw

吉澤:まあそれなりに儲かってもいるしということで、しぶしぶ海外に去年は行くことになったんです。

坂本:そういうのが文化としてあるってのは良いですね。

Buzzvil Japan はどんな雰囲気?


坂本:日本の Buzzvil は今どういう状況なんですか?

吉澤:現在 3 人です。私がカントリーマネージャとして全体を見ているのと、BtoB 周りを担当しています。あとは BtoC プロダクトのマーケティング周りを担当しているマーケティングマネージャと、セールス担当が 1 人ずつです。

坂本:まだスタートアップみたいな感じですね。あのオシャレなシェアオフィスで。

吉澤:そうです。オフィスは基本フリーアドレスなので、来たら好きなところに座って仕事します。


吉澤:今のシェアオフィスにはキッチンがあって、当番制で週 1 回ランチを作る当番が回ってくるんですよ。限られた予算と時間でどれだけの物を作れるか毎回楽しみです。

坂本:面白いw もちろん「カップラーメン買ってきました」とかダメなんですよね?

吉澤:それやると自分の株が下がっちゃいますねw

坂本:もともと吉澤さんは料理できたんですか?

吉澤:そうですね、私料理好きなんで。次引っ越すときもできればできればキッチンあるところがいいなと思ってます。この周辺の野菜の値段とか分かるようになりました。

坂本:このへんスーパーないですよね。

吉澤:ないですね。渋谷駅の地下の東急か、ヒカリエの地下とかですかね。

坂本:ちょっと単価高めなw

吉澤:か、地元で買ってくるかですね。意外と人間性が出るので、面白いですよ。この人数だからこそ出来るってことでもありますしね。

坂本:確かに。10 人とかになったら給食だけで仕事になっちゃいそうですもんねw

吉澤:あとは毎日夕方に無料のコーヒーがキッチンで振る舞われるので、同じシェアお使ってる他業種の方との交流も楽しみの一つです。

坂本:少人数で個室借りたりしてると孤独感あったりするんで、それは良いですね。日本はこれから人を増やしていく予定あるんですか?

[募集中] パートナーシップ (事業開発) マネージャー


吉澤:まさに今、パートナーシップマネージャーを募集しています。SDK を導入して頂けるパートナーを探し、導入までを担当する役割ですね。

坂本:いわゆる biz dev (ビジネス開発) ですね。どういう人がいいとかあるんですか?

吉澤:本社とのやり取りも発生するので英語は必須になります。あと、お酒が好きで辛い物も OK だと韓国に行ったときに楽しめます。

坂本:そこはぼく合いそうっすw 最近弱くなってきちゃいましたけど...

吉澤:スキルセットでいうと、デジタル広告もしくはネット系のアライアンスや営業の経験がある方で、スタートアップの環境を楽しめる方だとベストですね。

坂本:スタートアップの環境を楽しめる、ってとこ超重要ですね。

吉澤:今のマーケティングの担当雇ったときもそうだったんですけど、ぶっちゃけもっと経験のある方とかも候補者の中にはいたりしたんですよ。ただ、スタートアップって結構特殊じゃないですか、できあがってる業界の方からすると。

坂本:本来の自分の仕事以外のこともやんなきゃいけなかったりとか。

吉澤:そう。例えば私も、会計事務所を選んだり、コスト計算したりとか、給与の振込まで自分でやってます。あと LINE のカード買って削ったり。

坂本:えっ LINE のカード?


吉澤:HoneyScreen で貯めたポイントの交換先として LINE ポイントがあるんですけど、まだ LINE と直接取引できてないんですよ。なので、コンビニで LINE カード買ってきて、削ってスキャンして、そのデータを韓国側で OCR でデータ化していて。

坂本:それ手作業でやってるんですかw けっこうな数のユーザーいますよね?

吉澤:そうなんです。なんで、マーケ担当とかも含めて週 1 回ぐらい、みんなでカードを削る日があって。ガリガリって。

坂本:つらいww でもカード削る仕事は極端ですけど、「私こんな仕事しに来たんじゃないんですけど」とかって言っちゃう人は、スタートアップにはつらいですね。

吉澤:つらいですね。「えーwこんなのやるんですかww」って言いながらニヤニヤしてる人とかのほうがいいです。

坂本:「マジあほですねww」とか言いながらやってくれるほうがいいですね。

吉澤:そういう考え方とか働き方に対応できるのかのフィットのほうが、過去の経験とかよりも大事かもしれないですね。

坂本:いや、でも LINE も韓国に母体あるんだから、そこはシステムで繋ぎましょうよ。

吉澤:ちょっと前やろうとしてたんですが、うまくできなかったのかな。また再チャレンジとは思ってます。

坂本:さすがに非効率的ですよねw

吉澤:数カ月前まではこの辺のコンビニの LINE カードを買い占めてましたからね。外出で打ち合わせ行ったりしても、コンビニがあると「ちょっと待って、買ってくる」みたいな。

坂本:LINE カードハンターだ。

吉澤:あほみたいな仕事もありますね。


坂本:でもその分やりがいはありますよね。

吉澤:ホントそうですね。まだ日本で市場が出来ていないところに自分たちで市場を作っていくエキサイティングな経験が出来るはずです。さらに急成長を自分で作っていける余地と可能性が十分にあります。滅多にないブルーオーシャンなのですごい楽しいと思います。

坂本:わかるわぁ。

吉澤:あと、この業界の第一人者になれます。

坂本:それもわかるわぁw でもそういう人探すの大変ですよね...

吉澤:ですね...

坂本:どのへんが大変ですか?

吉澤:言語の壁はやっぱり大きいです。あとは今話した、スタートアップの環境を理解して楽しんでくれるかどうか、サバイブできるか、そこを見極めるのが大変ですね。
 
坂本:そこは外資に限らず、スタートアップの採用で必ず苦労するところですね。日本はどれぐらいのサイズまで大きくしよう、とかってプランはあるんですか?

吉澤:可能であれば今年もう一人増やして 4~5 人の体制にしていきたいです。


カントリーマネージャーのこれまでのキャリア


坂本:あと最後に、順番おかしいんですが、吉澤さんご自身のことを少しお聞きしたいんですが。ご出身とか。

吉澤:出身はグンマーです。妻と 2 人暮らしですが猫を飼いたいと思ってます。

坂本:秘境ですね。すみません、以前働いてた会社って意味で出身を聞きましたw

吉澤:そっちですか。2015 年に Buzzvil に入る前までは 6 年ほどモバイルゲームの業界にいました。ガラケーからスマホまで。

坂本:Gameloft でしたっけ。けっこう大手ですよね。

吉澤:そうですね、上場企業ですし超デカかったですね。

坂本:日本の Gameloft は何人ぐらいいたんですか?

吉澤:いろいろ噂は聞かれてると思いますが (苦笑)、私が入ったのがたしか 2014 年で、その当時 20~30 人ぐらい。そこから最大 60 人ぐらいまで大きくなって、日本オリジナルタイトルを出すとかなんとかすったもんだあって…ごにょごにょごにょ

坂本:ものすごい色々端折りましたねwww

吉澤:色々ありました。そこはいわゆる “大きい会社” のやり方だったんですが、その前は、坂本さん “サンシャイン牧場” ってわかります?

坂本:mixi アプリでしたっけ。

吉澤:そうです。それを作ってた Rekoo Japan ってところにいました。

坂本:そうなんですね。いわゆるソシャゲの第一世代ですね。

吉澤:メインプラットフォームが PC 上の  mixi だったっていう。

坂本:ぼくがまだ大学生ぐらいだった頃ですね。

吉澤:Rekoo って中国の会社なんですけど、IVP (Infinity Venture Partners) の小野さんがそこに投資してて。

坂本:その日本立ち上げの話、記事か何かで見たことあります。お金だけじゃなくて、自分自身も経営メンバーとして突っ込んだみたいな。


吉澤:そうです。そのときは小野さんがメインで立ち上げて、私はその 1 年後ぐらいに入社しました。多分 mixi で最初に課金始めたのがサンシャイン牧場なんですよ。それまで一切無課金だったんです。ビジネスモデルがないというか。

坂本:ビ ジ ネ ス モ デ ル が な い

吉澤:厳密にいうと一応広告はありました。でもそんなの微々たるもんじゃないですか。で、mixi がついに課金モデルを始めるってなったときに、多分一番最初に飛びついたのが Rekoo で。

坂本:中国企業、良い意味で儲け話に貪欲ですもんね。

吉澤:そうなんですよ。やってみたら「すげえ儲かるじゃん」ってなって。

坂本:ソシャゲがうわぁーーーっと盛り上がっていく、その一番先を走っていたんですね。

吉澤:ちなみにそのとき mixi で Rekoo を担当していた方が、今モンストのプロデューサーをやってる木村さんです。

坂本:わぁ、超有名人じゃないですか。

吉澤:その時はいわゆるプラットフォームの CP (コンテンツプロバイダー) 担当で、プロデューサーっていう感じでもなかったですけどね。

坂本:そうなんだ、面白いですね。しかし吉澤さんは、Rekoo から Gameloft っていう大手みたいなところ行って、次またよく分かんない韓国の会社の日本法人 1 号目ですよね。

吉澤:そうですね。

坂本:Buzzvil 入るタイミングってもうご結婚はされてました?

吉澤:してました。

坂本:奥さん「ええーっ」ってならなかったですか?w

吉澤:んー、結婚してから何回も転職してるんで、「いいよ」ってかんじでしたね。

坂本:軽いw

吉澤:「またなのね」って。「今度どこの会社?」「韓国」って。

坂本:嫁ブロックみたいなのとか全然ないんですね。

吉澤:最初に中国 (Rekoo) を経験したおかげで、だいぶ耐性つきましたね。

坂本:ほぅ...


吉澤:私が Rekoo 入ったときはまだ 7, 8 人ぐらいかな、よく分かんない中国の企業で、その時は「大丈夫かよ…」って感じのリアクションはありました。

坂本:「何やってる会社?えっ牧場?ゲーム?何それ?」ってなりますよねw

吉澤:「大丈夫?生きていけるの、それで?」みたいな。知らない人から見ると訳わからないですよねw

坂本:でもそこで耐性ついたから、今はちゃんとサポートしてもらえるんですね。

吉澤:そこは理解があるので、助かってますね。あと Buzzvil もサイズはまだ小さいとはいえ、計 16M ドルの出資を受けてはいるので、会社として足元が不安定というわけではないですし。2013年に Softbank Ventures Korea から 3M ドル、2015 年に複数のファンドより 13M ドル調達してます。

坂本:こないだ米国の会社を買収されてたりもしますよね。


吉澤:そうですね。ファンディングだけでなく実績としても、2016 年は BtoC, BtoB のユーザー含め全世界で計 200 万 DAU、年間売上額 20 億円ほどまでに成長しています。

坂本:そんなに売り上げあるんですね。。

吉澤:日本でも 2016 年 1 月から 12 月で売上が 6 倍になり、しっかりとした収益化を実現することが出来ました。今年はさらにこの 10 倍を目標としています。

坂本:やっぱり伸びてるところにいるのが楽しいし、普通にやってても成長する感じがありますよね。大変ですけど。

吉澤:そうですね。すごい成長フェーズなんで、多分 AppLovin も同じだと思うんですけど、上手くいくとすごく大きくなる可能性があるんで。すごい楽しいと思います。あとはまだ IPO 前だし、いわゆるワンチャン的なのもあります。

坂本:良いですね。BuzzScreen SDK 使うとよさそうな会社とか、御社に入ると楽しめる人とかいっぱい周りにいそうなので、紹介します。

吉澤:お願いします。今日はどうもありがとうございました。

坂本:また近くで IPA 飲みに行きましょう。


※BuzzScreen SDK 使ってみたい / 話を聞いてみたい方は、吉澤さん紹介するので、お気軽に FacebookTwitter, この blog のコメントやメッセージでご連絡ください!

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