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2013年8月13日火曜日

ウェアラブルデバイスが更に進化すると脳と物理的に繋がるようになる


前回の記事「人間のシンクライアント化」の続き。

最近「ウェアラブルデバイス」というキーワードが界隈ではちょっとしたブームだ。
Google Glass や Telepathy One のような眼鏡型から、腕や足につけるバンド型、肌に直接つけるタイプ、アンダーウェアのように着るものまで様々。


これは凄く自然な流れだと思っている。

デスクトップPCからラップトップ、スマホ/タブレットという風に、これまでデバイスは大きな流れとして小型化し、またデバイスと人間との距離は物理的にどんどん近づいてきている。

もうちょっと細かく言うと、「人間がインプットを行なう対象としてのデバイス」ならびに「アウトプットを人間に伝えるためのインターフェイスとしてのデバイス」と、人間の「知覚」の間の距離がどんどん小さくなってきている。

ウェアラブルデバイスはこの流れに完全に沿ったものだ。技術的にはスゴいのだろうけど (専門外なのでよく分からない) 、方向性としてはサプライズはない。

 この流れが更に進むとどうなるか?
デバイスと人間の知覚との距離はゼロになる。
つまり、人間が脳で考えたことがそのまま電気信号としてデバイスにインプットされ、デバイスからアウトプットされた情報がそのまま電気信号として脳に伝わる。

そうすると、品質や効率のことを考えて、物理的に電気信号を直接神経に伝えるのが一番いいだろう。
見た目的なことを考慮すると、映画「MATRIX」の世界のように、首の後ろにプラグを入れるってのはアリなソリューションだ。

Google Glassのデモを見たことがある人はわかると思うが、街なかで眼鏡に向かって「OK, glass」などと話しかけるのはチョット恥ずかしい。
日本だとイヤホンをつけて電話をしている人でさえ「1人で喋ってる!? ...いや電話か」と奇異の目で見られるのだから。

ちなみに「MATRIX」だとプラグの先は有線でサーバーに繋がっていたが、幸い今は21世紀。
既存のウェアラブルデバイスがそうであるように、サーバーとの通信はポケットに入れた携帯端末で行ない、携帯端末とプラグの間をBlueToothか何かで繋ごう。
首の後ろからケーブルが伸びていたり、大きなバッテリーがついていたりするのはスマートじゃない。

そうなってくると、人間の脳は言わば常にサーバーと直接繋がっているようなものだ。

記憶なんてものはもう脳にしなくても良い。
皆がファイルの保存場所をデスクトップからdropboxやGoogle Driveに移したように、全ての人間の記憶はサーバー上に保存される。
これまでには考えられないぐらい大量の "記憶" が可能になるし、公開範囲を設定することで他の人とも簡単に共有できる。
サーバーがセキュアでさえあれば、記憶が劣化したり無くなったりする心配もない。
(サーバー選びは大事だ)

また難しい思考が必要な場合も、クエリを投げるだけで実際の思考プロセスはクラウド上で完了し、瞬時に正確な答えが返ってくるようになるだろう。
思考が論理的であればあるほど、正確な答えが導きだせる。
なので「論理的思考力」の意味は「早くて正しいクエリを書く力」になり、それに代わって、機械には出来ない「ひらめき」や「感情」といった能力が今以上にもてはやされるようになるのではないか。
(むしろ究極的にはそれしか人間に仕事が残らないかもしれない)

心配なのは、携帯端末が故障や電池切れを起こした瞬間に、その人はビックリするほどスーパー役立たずになってしまうという点だ。
その役立たず度合いたるや、スマホの電源が切れたあとの皆や、会社にラップトップを持ってくるのを忘れたGoogle社員の比ではない。

なんせ記憶さえ残っちゃいないのだから。
何かあったときのために、最低限必要なデータだけはローカルの脳に置いてsyncさせておいたほうが良いかもね。

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